電流と磁界 〜電磁石の性質を探ろう〜

小学校で電磁石の勉強をしましたね.電流と磁石には何か関係がありそうです.
電磁石では,鉄のしんにエナメル線(導線)を巻いていました.
  鉄しんなしでは,どうなるのでしょうか?
  巻き数をどんどん減らしていったらどうなるでしょうか?
  線1本では,どうなるのでしょうか?
これから実験をして追究していきましょう!
 
【実験】 A,B,Cどれからやってもよいです.ただし,1→2→3の順にね.
 A1 電磁石の鉄しんあり,なしを比べよう
 A2 鉄しんなしの電磁石(コイル)の磁界を調べよう.
 A3 コイルの巻き方・電流の向きと磁界の関係は?
                                         
 
 B1 電磁石の巻き数を減らしたらどうなる?
 B2 たった一巻きのコイルではどうなる?
                                                                                        
 C  一直線の電線のまわりの磁界は?
                                                                                        
コイル……エナメル線などの導線を円筒の形に,何重にも巻いたものをコイルといいます.

●用意するもの
 方位磁石,鉄粉ふりかけ,ふりかけ用の厚紙,電源装置,電線(エナメル線でもよい)
※電源装置を使うときは,電流計に注意しながら電圧を上げていくようにしましょう.
 大量の電流が流れて,ブレーカーが切れることがあります! 2.5A以下で使いましょう.
 
●磁界を追究するときのコツ
 目に見えない磁界を追究するとき,鉄粉ふりかけと方位磁石が頼りになります.
  鉄粉ふりかけ……磁界のようすを全体的につかむことができます.
              でも,磁界の向きは分かりません.また,紙の上でしか使えません.
  方位磁石…………磁界の向きが分かります.
              いくつかまとめて使うと,磁力線も書けますね.
 ※鉄粉を使うときは,こぼさないように片づけて下さいね.
 
★パスカル電線
 エナメル線で実験してもよいですが,強い電流を流すことができません.今回理科室にはりめぐらせた太い電線は,「パスカル電線」といい,京都の先生方が開発したものです.この電線の中を30Aぐらいの電流が流れています.
   
                 参考文献『平成4年度東レ理科教育賞受賞作品集』